子どもと公園で遊んだ帰り道、ふと気づくと、お気に入りのパンツに泥が跳ねている。
朝、抱っこした瞬間に、子どもの朝食のジャムがべったり…。
そんな「今日の服、汚したくなかったな…」という、ささやかな後悔。
子育て中の私たちにとっては、日常の一コマかもしれません。
おしゃれはしたいけれど、汚れることを気にしていては、子どもとの時間を思いきり楽しめない。
今回は、そんなジレンマを解消する「汚れても怖くない」をテーマにした、プチプラアイテムの上手な取り入れ方と、保育園の送り迎えがもっと楽しくなるファッションの考え方をご紹介します。
プチプラでも高見え!「汚れてもいい服」の選び方

「汚れてもいい服」と聞くと、なんだか手抜きをしているように感じるかもしれません。
でも、そうではありません。
大切なのは、「汚れても心穏やかでいられる、賢い服」を選ぶことです。
ポイントは3つあります。
1. 素材は「お手入れのしやすさ」で選ぶ
まずチェックしたいのが、洗濯表示。
ためらわずに洗濯機で洗えるポリエステルや、シワになりにくいポンチ素材、乾きやすいカットソー生地などは、プチプラでも優秀なものがたくさんあります。
汚れたらすぐに洗える。
この安心感が、心に余裕をもたらしてくれます。
2. 色は「汚れが目立たない」を意識する
汚れが目立たない色といえば、黒やネイビーを思い浮かべがち。
もちろんそれも正解ですが、いつも同じような色ばかりでは気分も上がりませんよね。
そこでおすすめなのが、杢グレーやベージュ、カーキといった「中間色」。
真っ白や真っ黒よりも、実は多少の汚れならごまかせてしまうことも。
プチプラだからこそ、普段は選ばないような明るい色に挑戦してみるのも楽しいものです。
3. デザインは「シンプル+ひとクセ」が合言葉
ただのTシャツ、ただのスウェットでは、部屋着っぽく見えてしまうことも。
プチプラで高見えを狙うなら、形はシンプルでも、どこか一つ「ひとクセ」あるデザインを選ぶのがおすすめです。
例えば、袖が少しだけふんわりしていたり、裾がアシンメトリーになっていたり。
そんな小さなこだわりが、コーディネート全体を格上げしてくれます。
部屋着の代わりに「おうち割烹着」という選択

私はあえて部屋着を持たず、日中着る服は、家の中でも外でも同じものを着用しています。

寝る時はパジャマです
そうなると気になるのが、料理や掃除といった家事での汚れ。
そこでおすすめしたいのが、昔ながらの知恵である「割烹着」です。
エプロンでも良いのですが、袖まで汚れてしまうことも多いのが悩みどころ。
その点、割烹着なら袖まですっぽり覆ってくれるうえ、袖口がゴムになっているので腕まくりしても落ちてきません。
最近では、おしゃれなデザインのものも増えています。
「着たまま、ちょっとそこまで」の外出も想定するなら、ジップタイプのオーバーサイズパーカーなどでも良いでしょう。
骨格ウェーブの私はオーバーサイズが似合いにくいとされていますが、これはあくまで「ワンマイルウェア」。
メインの服を汚れから守ることを最優先に、割り切って選んでいます。
大切なのは、メインの服をしっかりと覆えること。
そして、汚れやすいアイテムだからこそ、洗濯乾燥機でガンガン洗えるタフな素材であることも、選ぶ上での重要なポイントです。
【ブランド別】私が頼るプチプラスタメン

具体的にどのブランドで探せばいいの?という方のために、私が実際に頼りにしているブランドと、チェックするアイテムをご紹介します。
1. GU(ジーユー)

トレンド感と価格のバランスが絶妙なGU。
特にチェックしたいのが、Tシャツやカットソー類です。
毎シーズン、驚くほどたくさんの種類が発売されますが、その中には骨格ウェーブの私に合う、柔らかい素材やフェミニンなデザインのものも必ず見つかります。
990円といった価格帯のものも多いので、色違いでそろえておくのもおすすめです。
2. ROPE’ PICNIC(ロペピクニック)

きれいめカジュアルの代表格。
上品でフェミニンなデザインのものが多く、プチプラなのに高見えするのが魅力です。
特に、ブラウスやスカートは、お仕事にも着ていけそうなきちんと感がありつつ、実は洗濯機で洗えるなど、ママに嬉しい機能性を備えていることも。
普段使いはもちろん、少しだけきれいな格好をしたい日にも頼りになります。
3. Honeys(ハニーズ)
幅広い年代向けのアイテムがそろうハニーズ。
ベーシックなものからトレンドを意識したものまで、とにかく品揃えが豊富なのが魅力です。
きれいめなオフィス向けブランドから、カジュアルなティーン向けブランドまで複数のレーベルがあり、その中から自分に合うものを探すのが楽しいです。
骨格ウェーブに合う、柔らかい素材のカットソーやブラウスが見つかることも。
価格も非常に手頃なので、普段は挑戦しないようなデザインやカラーのアイテムを試してみるのにもぴったりです。
地方にも店舗が多いところも嬉しいポイント!
「汚れてもいい」は、自由のしるし

「この服なら汚れても大丈夫」 そう思える服を身につけていると、子どもの「やりたい!」という気持ちを、もっと大きな心で受け止められるような気がします。
汚れることを恐れずに、子どもと同じ目線で砂場にしゃがみこんだり、思いきり抱きしめたり。
プチプラファッションは、そんな毎日を、もっと自由に、もっと豊かにしてくれる、私たちの強い味方です。
この記事が、あなたの毎日の服選びのヒントになれば嬉しいです。