クローゼットに大切にしまってあるのに、今の自分にはもう似合わない気がする服。
産後、ライフスタイルや体型が変わり、「好き」と「似合う」の間にズレが生まれるのは、多くの人が経験することかもしれません。
今回は、そんな私が実際に手放したアイテムとその理由を正直にお話しします。
あなたのクローゼットを見直す、何かのきっかけになれば嬉しいです。
ライフスタイルの変化で手放した服

まずは、子どもとの毎日を過ごす中で「今の私には、もう必要ないな」と感じたアイテムたちです。
1. おしゃれ着洗い推奨の、繊細なブラウス
「おしゃれ着洗剤で、手洗い推奨」の服。
デザインが素敵で、以前はよく着ていましたが、他の洗濯物と分けて洗う手間を考えると、つい着るのをためらってしまいます。
子どものよだれや食べこぼしで、いつ汚れるか分からない状況では、気軽に洗濯機で洗えない服は、だんだんと出番が減っていきました。
2. 短い丈のスカートやワンピース
子どもと一緒にしゃがんだり、駆け出したり。
ママの毎日は、想像以上にアクティブです。
そのたびに裾を気にしているようでは、心から子どもとの時間を楽しめません。
今は、立ったり座ったりが楽な、パンツスタイルが私の定番です。
3. 両手がふさがるバッグ
デザインが素敵なクラッチバッグや、小ぶりのハンドバッグ。
両手が自由にならないバッグは、子どもと手をつなぎ、荷物を持つ今の私には、出番がなくなってしまいました。
今は、体にフィットするショルダーバッグや、きれいめのリュックが相棒です。
体型の変化で手放した服

次に、骨格ウェーブタイプの私が、産後の体型の変化で「似合わなくなった」と感じたアイテムたちです。
1. ストレッチの効かない、硬い素材のデニム
産後、骨盤周りのラインが以前とは変わったように感じます。
硬くて伸縮性のないデニムは、その変化を拾ってしまい、窮屈な印象に。
特に、ウエストは合うのにヒップがパツパツ…というサイズ選びの難しさも、手放すきっかけになりました。
2. ミモレ丈のワンピース
若い頃は上品に見える気がして好んで着ていた、ミモレ丈のワンピース。
ですが、年齢を重ねた今、同じものを着るとなぜか所帯じみた印象に…。
ふくらはぎの太い部分を強調する中途半端な丈感が、かえって老けて見える原因になってしまうのかもしれません。
足元とのバランスも難しく、今の自分には着こなすのが難しいアイテムだと感じるようになりました。
3. 先の尖った、華奢なパンプス
ヒールが低くても、つま先がシャープなパンプスは、足指が窮屈で痛くなってしまうことも。
デザインは好きでも、どこか今の自分から浮いてしまうような感覚がありました。
子どもを追いかけるのには不向きですし、何より、今の私の足が求めるのは、優しく包み込んでくれるような安心感。
足元は、もっぱらスニーカーか、柔らかな素材のフラットシューズです。
「今の自分」に似合う服を見つけるということ

クローゼットの中は、自分自身の歴史です。
ライフスタイルや年齢を重ねることで、似合う服や好きな服が変わっていくのは、ごく自然なこと。
大好きだった服に「今までありがとう」と感謝して手放すことは、過去の自分を否定するのではなく、「今の自分」を認め、大切にするためのステップなのだと思います。
がらんとしたクローゼットには、新しい「好き」を迎え入れるスペースが生まれます。
この記事が、あなたが「今の自分」をもっと好きになるための、クローゼット整理のきっかけになれば幸いです。