服を減らしたら朝の準備が10分短縮できた話

(ああ、もうこんな時間!早くしないと間に合わないのに…)

慌ただしい朝の準備時間。
クローゼットの前で、焦りながら迷っている。

服はたくさんあるはずなのに、なぜか今日着ていく服が見つからない…。

毎朝繰り返される、この時間との戦い。
あなたにも、心当たりはありませんか?

かつての私も、そんな時間に追われる朝に頭を悩ませる一人でした。
ですが、あることをきっかけにクローゼットを本気で見直した結果、毎朝の準備時間を10分も短縮できるようになったのです。

今回は、私が実践した「服を減らす」という、とてもシンプルな方法と、それによって得られた時間以上の価値についてお話しします。

なぜ、服がたくさんあるのに「着る服がない」のか

クローゼットがパンパンだった頃の私は、毎朝「何を着よう?」と悩むことから一日が始まっていました。

選択肢が多すぎると、人はかえって選べなくなる。

まさに「決断疲れ」の状態です。

  • 昔はよく着ていたけれど、今の気分ではない服。
  • 産後は動きやすさ重視で、出番がなくなった服。
  • もったいなくて捨てられない、高かった服。

そんな「着ない服」たちが、本当に着たい一軍の服を見つけるのを邪魔していました。

そして、「選ぶ」という行為に、知らず知らずのうちに多くの時間と精神的なエネルギーを消耗していたのです。

私が実践した、服を減らすための3つのルール

「このままではいけない」と一念発起した私が、クローゼットを整理するために設けたルールは、たった3つです。

1. 「今の私」が着たい服だけを残す

「いつか」や「もったいない」という気持ちは、一度すべて手放しました。

今の自分のライフスタイルに合っているか、今の自分の体型に似合っているか
そして何より、「今の私が、これを着て心地よいか」という基準だけで、残す服を選び抜きました。

2. コーディネートの「制服化」

残すと決めた一軍の服で、自分にとっての「鉄板コーディネート」をいくつか作りました。

私の場合は、「きれいめのトップス+タックワイドパンツ」が基本の組み合わせ。

このパターンを決めておくだけで、「今日は何と何を合わせよう?」と悩む必要がなくなります。

朝は、その中から天気や気分に合わせて選ぶだけ
これが、時間短縮に最も効果的でした。

3. 「1着買ったら、1着手放す」

厳選したクローゼットをリバウンドさせないための、大切なルールです。

新しい服を一枚迎え入れたら、必ず代わりに一枚を手放す

これを徹底することで、クローゼットは常に自分にとっての「ベスト」が詰まった、心地よい空間であり続けます。

服を減らして得られた、時間以上のもの

朝の準備が10分早くなったこと。
それは、もちろん大きな成果でした。

でも、それ以上に、私の心には大きな変化がありました。

  • 決断疲れからの解放
    朝、悩むことがなくなり、心に余裕が生まれた。
  • 家事の負担減
    服の量が減ったことで、洗濯や収納管理が格段に楽になった。
  • 自分らしいスタイル
    残った服は、本当に自分が好きなものばかり。
    自分の「好き」が明確になり、おしゃれがもっと楽しくなった。
  • 買い物の質の向上
    新しい服を買う時も、「本当にこれが必要か?」と真剣に考えるようになり、無駄遣いが減った。

服を減らすことは、単なる片付けではありませんでした。

それは、自分にとって本当に大切なものを見極め、日々の暮らしをより豊かにするための、思考の整理でもあったのです。

クローゼットから始める、新しい朝

もしあなたが、かつての私のように、毎朝クローゼットの前で焦っているのなら。
まずは、引き出し一つからでも見直してみませんか。

手放すことで得られるのは、空いたスペースだけではありません。

時間と、心の余裕、そして自分らしい毎日です。

この記事が、あなたの朝を少しでも軽やかにする、きっかけになれば嬉しいです。

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