ふと鏡に映った自分と子どもを見て、「あれ、なんだか今日の服装、すごく似ている…?」と感じたことはありませんか。
動きやすさを重視すると、どうしてもTシャツにパンツ、足元はスニーカー。
カジュアルで機能的な服装は、ママにとっても子どもにとっても、いわば制服のようなもの。
それはそれで心地良いけれど、心のどこかで「もう少しだけ、自分らしいおしゃれを楽しみたい」と感じる日もありますよね。
今回は、子どもとのリンクコーデとは少し違う、「私」でいるためのおしゃれの工夫。
頑張りすぎず、いつものカジュアルスタイルにほんの少しだけ差をつける、3つのアイデアをご紹介します。
1. 「光るもの」をひとつだけ足してみる
子どもとの大きな違い、それはアクセサリーを気兼ねなく楽しめることかもしれません。
もちろん、子どもを抱っこする時に邪魔になるような大ぶりのものや、引っ張られてしまいそうなものは避けるべき。
でも、ほんの少し「光るもの」を身につけるだけで、いつものTシャツスタイルがぐっと洗練された印象に変わります。
例えば、
- 肌になじむ、華奢なネックレス
- 耳元で小さく揺れる、シンプルなピアスやイヤリング
- 時間を確認するたびに目に入る、お気に入りの腕時計
- 髪をまとめる、ゴールドやシルバーのヘアアクセサリー
たったこれだけ。
骨格ウェーブの私は、デコルテ周りが少し寂しく見えがちなので、小さなネックレスがあるだけで顔まわりが華やぐように感じます。
高価なものである必要は全くありません。
自分だけのお守りのように、小さな「好き」を身につける。
それが、大人のおしゃれの第一歩です。
2. 「素材感」で差をつける

同じTシャツでも、子どもが着るコットン100%のTシャツと、大人が着るTシャツでは、似合う「素材感」が少し違います。
子ども服の元気な印象とは一味違う、きれいめな印象をプラスしたいなら、素材選びを少しだけ意識してみてはいかがでしょうか。
例えば、
- つるんとした表面で、少し光沢のある「きれいめTシャツ」
- 体に柔らかく沿うような「とろみ素材のブラウス」
- 目の細かい「ハイゲージニット」
これらは、カジュアルな中にも上品さをプラスしてくれる素材です。
特に、骨格ウェーブタイプの方は、こうした柔らかく、落ち感のある素材が得意。
いつものデニムやパンツに合わせるだけで、ぐっと女性らしい雰囲気に仕上がります。
3. 「先端」を整える意識を持つ

「おしゃれは細部に宿る」とよく言われますが、ママファッションも同じです。
全身を完璧にするのは難しくても、「先端」だけを整える意識を持つだけで、不思議と全体がきちんとして見えます。
ここで言う「先端」とは、
- 髪の毛先:パサつきを抑え、軽くオイルをつけるだけでも清潔感がアップします。
- 指先:長く伸ばしたり、凝ったネイルをしたりする必要はありません。短く整え、ささくれがないだけで、手元は美しく見えます。
- 靴の先:子どもとのお出かけはスニーカーが基本でも、そのスニーカーがひどく汚れていないか、少しだけ気にかける。それだけで、足元から「丁寧な人」という印象が生まれます。
すべてを完璧にする必要はありません。
どれか一つでも意識できると、いつものカジュアルスタイルから、頭一つ抜け出した印象になるはずです。
「私」でいるための、小さなこだわり

子どもと過ごす毎日は、機能性や動きやすさが最優先。
でも、そんな中でも、私たちは「ママ」である前に、「私」という一人の女性です。
今回ご紹介した3つの工夫は、どれもほんの些細なことばかり。
でも、そんな小さな「好き」や「心地よい」の積み重ねが、自分らしさを取り戻し、毎日を少しだけ上機嫌にしてくれるのかもしれません。
この記事が、あなただけの「ちょっとだけおしゃれ」を見つけるヒントになれば嬉しいです。